ゼロ・ダーク・サーティ
ゼロ・ダーク・サーティ
掲題の映画について話をしてみようと思う。
勿論おすすめ映画の中でかなり上の方にあるといえると思うのだけど、実際はどうなのだろうか。実は個人的にも評価は二分されていたりする。
あらすじ
ご存知の方も多いだろうので、今更感は否めないけど例のビン・ラディンを探し出す過程の映画です。
監督はかのキャスリン・ビグロー。*1
キャスリン・ビグローは、ハートロッカー*2で一躍時の人となったのは記憶に古い限りですが、実は元旦那がジェームズ・キャメロン。
しかもこの映画が出た当時、超大作*3アバターと2009年のアカデミー賞で賞レースを争ったというドラマがありましたね。
2009年だってさ…おいおい今西暦何年だよって感じです^^
当時は元夫婦でどうとか、興行的に成功したのはアバターだったけど映画的に評価されてたのはハートロッカーだったとかなんとか言われてましたね。
ただ、当時はさらっと流してたので正直見てません。
ちょうど色々立て込んでたというのもありますが見てません。
アバターは見てたけどな!!GAHAHAHA!!2回も映画館で見たけどな!!GAHAHAHA!!!
単に戦争映画と賞取りまくってるもんなんて誰がみるかばーかばーかっていう心の小学生が…うっ…頭が…
はい。
主人公はCIAの捜査官マヤ(ジェシカ・チャステイン)。
実話に基づいているため、冒頭いきなりブラックサイトで捕らえたアルカイダの幹部の拷問シーンがあり、当時かなり物議をかもしました。
実際に後にオバマ政権から情報を仕入れてたとかなんとかなにかと政治的な話題にも事欠かなかったようです。
それ以外にも結構グロいシーンがあったり、最初は拷問自体に若干引いていたマヤが目的の為に生来の冷酷さを発揮していく様子や、自分の信念の為に上司に毎日プレッシャーをかけたり。友人を亡くしたり、自らも狙われたり。色々あります。
この映画の魅力
監督も女性、主役も女性、それだけ聞くと厄介な香りがしなくもない組み合わせですが実はキャスリン・ビグローの映画、ハートローッカーとゼロ・ダーク・サーティには大きな共通点があります。
どちらも戦争や政治の複雑な問題を描写しているのですが、実は一番の魅力は主役の仕事への姿勢なんですね。
どちらが先でもいいですが、片方を見て気に入ったのならもう一方を見てみることをお勧めします。
特に、ゼロ・ダーク・サーティの最後のシーン。
これは社会人ならものすごく共感するのではないかと思ってたりします。
仕事ってこういうもんだよ、やっぱそうだよなぁそうなんだよおい!!
ちょーかっけーじゃん
と思うかどうか。
色々と人生思い悩むこともあるでしょうが、まぁ一度この映画見て考えてみてください。
ふらっと食堂で居合わせたCIA長官とマヤの会話も感慨深いです。
ちなみに余談ですが、この作品以降主役のジェシカ・チャステインはガッツのある女性主人公役をやることが多くまた演じるキャラクターと相まって感銘を受ける作品が多いです。
おいおい紹介していこうと思いますが、それはまたの機会ということにします。
終わり。